昨年も気温が30度を越し，もうろうとしながら走ったが，今年はそれを上回る灼熱地獄の大会となった．
コース上はスタート時にすでに32.5度で，太陽光は容赦なく北の街の路面にふりそそぐ．スタート直前まで出場選手は木陰や軒下で消耗をさける．スタート後しばらくは南進するが，軽い向かい風が吹いていて肌に心地よい．昨年は確か無風だった．公式気象データは下表の通りで，日差しが強い日で観測地点の百葉箱の日陰でもスタート時（１０時）の気温は30.7度，１２時には32.5度というむちゃくちゃ暑い日だった．

士別の気象状況（アメダスデータより)

時 刻	気 温 （度）	風 向	風 力	日照時間 （時間）	降水量 (mm)
8:00	27.4	--	0	0.9	0
9:00	29.4	S	1	1.0	0
10:00	30.7	S	1	1.0	0
11:00	30.9	SSW	1	1.0	0
12:00	32.5	S	1	1.0	0
13:00	31.5	--	0	0.7	0.5

　高気温の中のレースだったが，軽く風が吹いていたせいか（アメダスデータによるとわずか１ｍ程度の弱い風），あるいはここ数日札幌も最近にない暑い日が続き馴れたせいか，昨年に比べると調子よく走れた．前半はキロ4分44秒ペース，後半もほぼ同じ4分42秒ペースで，２周目に入ってからゴールまで30人位を抜いたが抜かれることはなかった．とはいっても，酷暑の中，タイムはやっと1時間40分を切る程度だった．これでも昨年よりは約4分早かったし，クラス中での順位もわりと上がった． I 組の完走者は47名だったが，プログラムでのエントリー数は95人なので，暑さのため初めから出場を辞退した人も多かったかもしれないが，途中でのリタイヤーも多かったのではなかろうか．なお，招待選手を含む全完走者264名（エントリー496名）中の順位は115位だった．

　この大会への参加は，北海道マラソンの暑さ対策への仕上がり具合をみるのがひとつの目的であり，今年も仕上がりは上々であることが確かめられた．（本当？）

　後日送られてきた記録証によると，5kmの通過タイムが23分38秒（4分44秒／km）で順位が396人中208位，ゴールタイムと順位は上記の通り1時間39分32秒（4分43秒／km）で完走者264人中115位なので，最初から最後までほとんどイーブンペースだったことが分かる．また，出走者が5kmを通過した人数と同じすると，完走率は66.7％と，ハーフマラソンにしてはきわめて低かった．なお，私の5km通過時とゴールの順位の差から，5km以降ゴールまでに132人を抜いたことになる．