Asics TJR301スカイセンサー rG
参加記念 Tシャツの胸側のプリント
昨年は用事により急遽不参加せざるを得なかったが，それまでの3年間はナンバーカードが300-400番台で先頭グループでのスタートだった．今年は昨年休んだためか，申し込みが遅れたせいか，半分よりうしろの1600番台となった．わが師匠はぎりぎりに申し込んだため2700番台で最後尾グループに入れられた．フルマラソンなら長丁場なので何とかなるが，ハーフで，しかも本大会のように参加者が多い場合（3000人近く）には，スタートからしばらく続く混雑はタイムねらいの時には致命的である．今回は１時間40分を切ることを目標に，楽しむつもりで参加した（はずだった・・・）．
大会の受付（ナンバーカード引き換え）は当日の他に，金曜・土曜日にも中島公園内の体育センターでおこなわれる．ここは職場から歩いて10分程度と近いので，金曜日の昼休みに散歩がてら行って早々と済ませた．これで当日はスタート（午前11時50分）に合わせてゆっくりできる．
スタート・ゴール地点となる真駒内競技場周辺のテント村
結局，せっかちな私は9時ぐらいには会場に着いてしまった．中学生3kmが10時にスタートし，次いで親子ペアーなど各種目が始められたので，この様子を競技場のメインスタンドからながめていたところ，やはり近くで観戦していた師匠ことＳ川さんがこちらに気がついて久しぶりのご対面となった．一週間前にここをスタートして支笏湖往復する70キロレースを走ったばかりで，まだ後遺症があるようで右足にはテーピングがはでに施されている．着替えのために競技場一階に降りていくと，故障にためしばらく休養していた同僚のUさんに会う．同じ職場の３人が一緒に参加するのは久しぶりだ．
変わりやすい秋の天候のもとで開催される本大会は，過去にも突然の雨に襲われたことがあり今回も心配だった．予報では日中は降雨の心配はなく晴れそうとのことだった．ところがお日様は顔を出すことがなく，気温も13-14度台と低めで経緯し，ゴール近くになると雨が降り始めた．しかし，風は弱くほとんど気にならなく，走っている最中には暑くもなく，寒くもなくという，私にとっては良好なコンディションだった．
| 時 刻 | 気 温 （度） |
日照時間 （分） |
風 向 | 風 速 (m/s) |
降水量 (mm) |
| 10:00 | 13.8 | 0 | 東南東 | 3 | 0 |
| 11:00 | 14.4 | 0 | 東 | 2 | 0 |
| 12:00 | 13.9 | 0 | 東 | 3 | 0 |
| 13:00 | 13.7 | 0 | 東北東 | 4 | 0 |
| 14:00 | 13.7 | 0 | 南東 | 3 | 0 |
| 15:00 | 13.5 | 0 | 南南東 | 3 | 0.5 |
スタートは五輪通りの道いっぱいに広がって動き出すため，中間より少しうしろからのスタートとなった今回は，スタートラインを40秒後に通過した．その後は徐々に隊列の幅が縮小されるので，なかなか思い通りのペースでは走らしてくれなかった．公道を走りつづけ，見馴れた職場近くの中の島本通りから幌平橋方面に左折する手前が5キロ地点である．スタートからは24分35秒（キロ4分55秒）もかかってしまった．好位置からスタートした前３回より2分30秒から3分も遅れている．このあとは密集度が緩和されてきたのでペースを上げて，キロ4分30秒を切るスピードで最後まで走り抜くことができた．
| 距離（km） | 通過タイム | ラップタイム | 分/km |
| 5 | 0:24:35 | 24:35 | 4:55 |
| 10 | 0:47:02 | 22:27 | 4:29 |
| 15 | 1:09:19 | 22:17 | 4:27 |
| 20 | 1:30:44 | 21:25 | 4:17 |
| Goal | 1:35:17 | 4:33 | 4:08 |
ススキノから三越前まで中心部を走り抜けてから豊平川沿いにもどり，一般路から河川敷に下りたところが10キロ地点である．ここからゴールまでは数人（4-5人）に抜かれただけで，徐々にスピードを上げた私はいつもの得意の抜き専門となった．最後尾近くからスタートした師匠がなかなか追い着いてこない．やはり最初はだいぶ手こずったに違いない．そろそろ追い越されると思いながら走っていいたが，出来ることならゴール近くまで前にいたいものだ，なんて欲を出してしまったので，だんだんスピードを上げることになり，いつもの楽しい抜き専門の走りではなくなってきた．
今の私の実力を超えるようなペースを維持しながら，真駒内公園の中の残り5キロを走ってゴールした結果，師匠はまだゴールしていなかった．一緒に走って私が先にゴールしたのはもちろん初めてのことだ．北海道マラソン前後からの足の故障と，一週間前の70キロ走破の後遺症，それと最後部からのスタートと，悪条件がいっぱい重なった師匠相手だったから何とか先にゴールできただけなのだが・・・・
ゴール前の直線でのラストスパート！
それにしても見えない何かに追われながら走ることはしんどいことだった．後半の全力疾走（？）にもかかわらず，ゴールタイムは35分を切ることが出来なかった．やはり最初の遅れが影響したのだろうが，最初とばすと後半まで持たなかっただろうから，このタイムが現時点のベストとして満足して良いのかもしれない．
ゴール後に，久しぶりに同僚３人組が揃ったところでパチリ
故障上がりだったUさんも２時間を切る走りで，復活の兆しが見えてきたので来シーズンが楽しみである．私にとっては今回が北海道での今年の最終レースとなる．クロスカントリースキーのシーズンインの前に本州でフルマラソンを二度楽しんでくるつもりでやんす．