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Asics ターサーαX-Wide |
札幌周辺で開催されるメジャーな大会としてはこれが走り納めとなる.11月中下旬というと初雪の季節で,一昨年は強い降雪の中でのスタートとなった.今年は初雪が11月4日と例年に比べ遅れ,大会当日は曇天だったものの朝から気温が10度前後と暖かく,日中には15度まで上昇した(下表)
9月9日の千歳日航マラソン以降,左足の違和感を理由に休養(さぼり)を重ね,さらに10月上旬の身内の不幸による精神的な落ち込みもあって,走る意欲が著しく減退してしまった. 月半ばになって一念発起し,この大会に向けて泥縄トレーニングを再開した.トレーニング不足は歴然としていたので,1時間40分を切る程度を目標とし,スタートからしばらくはキロ5分を少し切るスピードで走り出した.下表のように,5キロを過ぎる頃から4分30秒前後までスピードアップし,折り返し後の残り5キロにかけた.ところが,復路に入ってしばらくすると徐々に向かい風が強まり始め,あと5キロの標識あたりからは,もろ風との闘いになった. 札幌のアメダスデータ(上表)では,スタート時(10:00)の平均風速が4メートルだったのに,1時間後には7メートル,2時間後には9メートルと急速に強まった.豊平川の河川敷を吹き抜ける風は,アメダス計測地点(都心)よりもかなり強かったに違いない. 向かい風をまともに受けなくなった残り1キロ地点以降にスピードを上げようとしたが,風との闘いでエネルギーは底をつき,目標タイムはクリヤーしたものの,ひそかにねらっていた今年のベストタイムはオジャンとなった.
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